ギャンブル依存症と申しますが
どうも!千日1番館の中の人、編集Yです!
先日、WHO(世界保健機構)が「ゲーム障害」を国際疾病分類の最新版に加えたとのニュースが伝えられていました。
こちらの朝日新聞が運営するハフポストの記事ですが、ツッコミどころ満載な訳です。(わかりやすい表現にしているとも言えますけども)
「ゲーム依存症」「ゲーム障害」とありますが、これは日本独特の表現で、WHOでは、「gaming disorder」が正式な呼称。日本精神神経学会では、「disorder」を原則として「障害」とは訳さず、「症」がふさわしいとしています。ですから、「ゲーミング症」が正しい表現となるはずです。たぶん。
なので、「ギャンブル依存症」ではなく、「ギャンブリング症」が正しいはず。たぶん。
言葉にこだわるのには、理由がありまして、
「ギャンブル依存症」と言ってしまうと、「ギャンブル」が問題であると捉えがちになります。
一方「ギャンブリング障害」というと、「ギャンブルという行為」に対しての障害、問題と捉えやすいかと。
で、いわゆる「依存症」の状態にある人は、「ギャンブル」であったり「アルコール」であったりそのものが問題なのではなくて、他に問題があって、たまたま依存したのものがそれであった場合が多々ある訳ですよ。
単純に「ギャンブル」が好きだから「依存症」になったという方もいますが、そうじゃない人も多数いるから、問題を単純化すると適切な対策が取れませんよって話な訳です。
ギャンブリング障害もまだまだ発展途上の学問であります。言葉の定義が定まらないと確かな対策はとれないと思います。パチンコ業界では「パチンコ店における依存(のめり込み)問題」と呼ぶと決めております。
安直に「ギャンブル依存症」とか、言って欲しくないと思うのです。
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